印鑑の材質をみる
一言で印鑑と言ってもその素材はさまざまなものがあります。
柘(ツゲ)は昔から印鑑の素材として使われてきた植物で、街路樹に使われたり、将棋の駒などにも使われている素材です。
印鑑の業界では「柘」と言いますが、本来は「柘植」です。
同じ植物ですが、カキノキ科の常緑高木である黒檀(コクタン)は柘より高価な素材として扱われます。
黒檀というと、高級家具や仏壇仏具、楽器などに使われていますが、乱伐されてしまい現在は希少な素材となっています。
ワシントン条約が締結するまでは象牙が印鑑の高級素材として使われていました。
しかし、アフリカ象が象牙目的に多く殺されてしまい絶滅の危機に瀕してしまいワシントン条約で取引が禁止となりました。
ワシントン条約が締結するまでは日本が一番の輸入国だったと言いますから、いくら印鑑社会と言え、日本人としては心が痛んでしまいます。
最近はシープホーンという羊の角やナチュラルホーンという牛の角、カバやセイウチの牙なんかも素材として使われています。